画像生成AIが身近になり、写真もAIで作れる時代になりました。趣味やSNSのアイコン、イラスト用途など、AIが向く場面はたくさんあります。一方で、オーディション・証明写真・宣材写真・ビジネスプロフィールのように、提出先や見る相手が「その人本人」を前提にする写真では、どう考えればよいのでしょうか。この記事では、確認できた公的な規定と、確認できなかった部分の扱い方を分けて整理します。

1. 「補正(レタッチ)」と「AI生成」は別のもの
この記事では、次のように使い分けて説明します。
- レタッチ(補正):本人を撮影した写真をもとに調整すること。どこまで整えてよいかは、用途や提出先によって異なります。
- AI生成:本人を撮影した元の写真がなく、AIが新しく画像を作り出すこと。
この記事で主に扱うのは後者です。前者については、オーディション写真、修正しすぎ注意でも解説しています。
2. 証明写真:公的な規定で確認できたこと(2026年9月21日確認)
パスポート
東京都生活文化スポーツ局の「パスポート写真の規格と見本」ページ(更新日:2025年3月24日)には、次の趣旨の記載があります。
- 「提出の6か月以内に撮影されたもの」
- デジタル写真の場合、「画像処理を施したものは不適当です」
- 不適当な写真例として「画像加工や画像処理を施したもの(目や鼻、顔の輪郭等)」
マイナンバーカード
マイナンバーカード総合サイトの「顔写真のチェックポイント」(確認日:2026年9月21日)には、次の趣旨の記載があります。
- 「最近6ヶ月以内に撮影」したもの
- 「対面での本人確認に支障をきたす加工が施された写真は不可」
- オンライン申請では「画像編集ソフトで加工された画像などは、受け付けできない場合があります」
どちらも、撮影時期に期限が設けられ、加工や画像処理には制限があります。なお、これらのページにAI生成画像そのものへの言及は確認できていません。具体的な条件は制度ごと・時期ごとに変わることがあるため、申請の前にぜひ申請先の最新の公式案内をご確認ください。スタジオでの撮影メニューに含まれるレタッチの内容が申請先の規格に合うかどうかも、申請先の案内でご確認ください。
3. オーディション・宣材写真・ビジネスプロフィール:応募先・掲載先の案内を確認
オーディションの応募規定や、事務所・企業が求める宣材写真・プロフィール写真の条件は、募集ごと・掲載先ごとに異なることがあります。これらについて、全国一律の決まりがあるとは限りません。応募や掲載の前に、募集要項や案内に書かれた写真の条件(撮影時期、写す範囲、加工の可否など)を確認することをおすすめします。
4. スタジオで撮影するからこそできること
スタジオミルクのサービスページ(2026年9月21日確認)には、次のような記載があります。
- オーディション写真:芸能活動経験者のスタッフが在籍し、ポーズや表情のアドバイスを行っている。「あえて短時間の連写撮影はいたしません」とし、お客様と話をしながら1ショットずつ撮影するスタイル。オーディション写真のページには「宣材用」のメニューも掲載されています。
- 証明写真:撮影料金内に「お肌をきれいに見せるレタッチ」付き。撮影初心者向けに、簡単なレクチャーで自然な表情を出すためのレッスン(オプション)があります。ヘアメイクのメニューもあります。
- ビジネスプロフィール写真:ビジネスプロフィール写真のメニューがあります。
いずれも、料金や内容は変更されることがあります。最新の情報は各メニューページでご確認ください。
まとめ
- AI生成は、SNS・イラストなど向く場面もあります。用途に合わせた使い分けが大切です。
- パスポート・マイナンバーカードには、確認できた範囲で、撮影時期の期限や加工・画像処理への制限があります。
- オーディション・宣材写真・ビジネスプロフィールは、応募先・掲載先の案内を確認しましょう。
用途に合った写真の撮影は、以下のページからご相談ください。



