# 還暦を迎えて – 人生の節目に想うこと
還暦という人生の大きな節目を迎えました。「赤ちゃんに戻る」という意味を持つこの節目は、まさに人生の一つの区切りであり、同時に新しい始まりでもあります。
六十年という歳月を振り返ると、様々な記憶が走馬灯のように蘇ってきます。学生時代の友人との思い出、初めての就職で感じた緊張と期待、結婚して家族を持った喜び、子育ての日々、仕事での成功と挫折。人生には本当に多くの経験が詰まっています。
還暦を迎えた今、一番感じるのは「感謝」という言葉です。ここまで健康に過ごせたこと、家族や友人に恵まれたこと、好きな仕事に携われたこと。振り返れば、多くの方々に支えられてきたことを実感します。
特に家族の存在は大きいですね。共に歩んできたパートナー、成長した子どもたち、そして最近では孫の笑顔も加わり、家族の輪が広がっています。彼らがいなければ、今の私はありません。
還暦を迎えて変わったことといえば、時間の使い方かもしれません。以前は仕事中心の生活でしたが、今は「自分のための時間」を大切にするようになりました。長年挑戦したかった趣味に取り組んだり、旅行に出かけたり、読書の時間を増やしたり。忙しさの中で後回しにしていたことに、ようやく向き合えるようになりました。
健康面では、年齢とともに体の変化を感じることも増えました。階段を上るときの息切れ、朝の関節の痛み、老眼の進行など、小さな変化が日常に現れています。でも、これらは長く生きてきた証でもあると前向きに捉えています。適度な運動と食生活の見直しで、できるだけ健康を維持していきたいと思っています。
還暦を機に始めたことの一つが「記録を残す」ということです。このブログもその一環です。自分の経験や考えが、誰かの参考になるかもしれないという思いから、少しずつ言葉を綴っています。
人生100年時代と言われる今、還暦はゴールではなく、むしろ人生の折り返し地点かもしれません。これからの日々も、感謝の気持ちを忘れず、一日一日を大切に過ごしていきたいと思います。
最後に、「年を重ねるということは、特権である」という言葉を贈りたいと思います。この特権を楽しみながら、これからの人生を歩んでいきます。